仕事ができる集団と、できない集団の違い

仕事ができる集団と、できない集団の違い。

 

この差に気づいたことはあるだろうか?

 

 

 

 

個人レベルで仕事ができる人は"結果が出せる人"だが、

 

 それが集団になると少しベクトルが変わってくる。

 

 

  

 

 

 

基本的に、仕事ができる集団は、仕事ができる人の集まりのはずだ。

  

 

 

よって結果を出せる人が集まれば、相乗効果で当然より良い結果が出せるように思えるが、

 

 

 

結果が出せる人の中には、”集団の中で結果を出す人”と、”1人で結果を出す人”がいる。

 

 

 

 

そこには微妙に能力の差があり、「集団の中で結果を出す人」が必ず持っている、

 

 

大切な要素がある。

 

 

 

 

 

それは、

 

 

 

 

いかに「自分の感情」に関係なく仕事が遂行できるか、だ。

 

 

 

 

 

 

 

結果が出せない組織、仕事ができない人の集まりに属している多くの人は、”自分の感情”を優先して仕事をする。

 

 

 

人の好き嫌いや仕事のやりたいやりたくない、という基準で仕事をするのだ。

 

 

 

 

自分の仕事でも、”やりたくない”から、または”好きではない”からという

 

 

 

 

「自分の感情」で、仕事を後ろ倒しにしたり、最悪、やらないということを平気でする。

 

 

 

納期を守らない・守れない人も、このタイプの典型行動だ。

 

 

 

また、”この人は嫌いだから”協力してあげない、”この人のことは好きだから”仕事をしてあげる、

 

 

 

という、自分の人の好き嫌いで仕事をしたりしなかったりする。

 

 

 

 

 

誰でも人の好き嫌いはある。

 

 

 

しかし、仕事なのだから、相手の好き嫌いに関係なく自分の仕事をこなしていくのは、

 

 

 

社会人として至極当たり前だと考えるはずなのだが、

 

 

 

 

 

この人たちは、その意識がない。

 

 

 

 

 

そもそもそれができないことが、おかしいとも気付いていない。

 

 

 

 

また、そういったタイプの人は、たとえそれに気づけたとしても、

 

 

 

 

実際に”行動に移す”ことができない。

 

 

 

 

これは要は、”理性で自分の行動をコントロールできない人”だ、ということだ。 

 

 

 

 

 

それは、

 

 

 

 

・煙草をやめたくても、その場の欲望に負けて、いつまでたっても禁煙できない人。

 

・痩せたくても、運動を継続するのが面倒で、結局毎日ダラダラ生活をしてしまう人。

 

・貯金をしたくても、つい流行りの洋服を何枚も購入してしまう人。

 

・本を読まなければと思っていながら、スマホゲームをしてしまう人。

 

 

 

 

などと同じだ。

 

 

 

 

長期的な視点を持ち”一時の辛さ”を我慢することをせず、”一瞬の快楽”ばかりを優先していれば、望む結果は得ることができない。

 

 

 

 

当たり前だ。

 

 

 

 

 

そして仕事だって同様だ。

 

 

 

 

 

 

 

また、自分の人の好き嫌いで行動するというのは、幼稚園児や女子高生と同じである。

 

 

 

 

○○ちゃんは嫌いだから、一緒に遊ばなーい。

 

××君は嫌いだから、オモチャ貸してあげなーい。

 

 

 

 

 ○○ちゃんむかつくから、シカトしようよ。

 

××ちゃん嫌いだから、××ちゃん抜きで遊びに行こうよ。

 

 

 

 

 

これを職場で行っているのと、同じことだ。

 

 

 

 

いかに幼稚な行動かがわかるだろう。

 

 

 

 

 

個人で仕事をしている人や芸術家であれば、これが通用するケースもあるだろう。

 

 

 

 

しかし集団となるとそうはいかない。

 

 

 

 

 

特にサラリーマンの場合、個人個人の仕事の積み上げが、会社全体の業務につながっているので、一人の影響では済まない。

 

 

 

 

 

もしこういったタイプの人が、一スタッフの平社員の場合は、上司が注意をするだろう、と思うのだが、

 

 

 

 

 驚いたことに、仕事ができない集団の中では、上司も同様の人間だ。

 

 

 

 

よって、部下が自分の感情で仕事をしていても、それを注意をしない。

 

 

 

 

そもそもおかしいとすら、気づいていない。

 

 

 

 

 

逆に、

 

 

 

みんなで仲良くすることの方が大事だと思っていたり、

 

自分の保身に命を掛けていたり、

 

 とにかく目立たず穏便にすませることが大事だと思っているので(特にそのような組織では、出る杭は打たれるため)

 

 

 

 

・相手への言い方が悪くなかったか、

・メールではなく口頭で伝えたか、

・事前に根回しをしたか、

 

 

 

など、本質から限りなく外れた点を重要視し、指導したりする。

 

 

 

 

会社は、女子高生の仲良しグループではないし、幼稚園でもない。

 

 

 

例え誰かが嫌いでも、どんな言い方をされようと、自分の仕事を遂行するのは当たり前である、

 

 

 

 という頭がない。

 

 

 

 

こんな集団が、結果を出せるわけもない。

 

 

 

 

 

 

 

私は、この両極端のどちらの組織にも属したことがある。

 

 

 

 

 

 

できる組織に属する人は、

 

 

 

例えお互いの事が大嫌いだということが、誰からみても明確で、

 

 

”この2人放っておいて大丈夫なのか?”と心配になるほど悪い関係性であっても、

 

 

 

 

お互い仕事はキッチリ完了する。

 

 

 

 

決して”仕事のクオリティ”が、”自分の感情”によって左右されないのだ。

 

 

 

 

また、そういう人に限って、

 

•仕事に対する姿勢も前向き、

 

•抱えられる仕事の分量も多く、

 

•スピードも圧倒的に早い。

 

 

 

 

 

 

 

 

できない集団は、

 

 

 

 

人の好き嫌いで仕事をしたりしなかったりすることが当たり前となっており、

 

 

かつそんな人が大勢集まっているので、

 

 

 

•仕事に対する姿勢も後ろ向き、

 

•自分の仕事の分量を”少なく”することに全力をつくし、

 

•仕事量が少ない割に残業量が圧倒的に多く、

 

•仕事のスピードも驚くほど遅い。

 

 

 

そしてそれが、平社員だけではなく、中間管理職や上層部まで浸透している。 

 

 

 

 

非効率の塊である。

 

 

 

 

興味深いことに、できない組織には、

 

•煙草を吸う人、

 

•毎日のように同じ会社の人と飲みに行き深酒をしている人

 

が多かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが今属している組織はいかがだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 よく言われることだが、人は理性ではなく感情で動く

 

 

 

正しい、間違っている、で物事を 判断し行動するのではなく、

 

 

自分の感情に従って行動する。

 

 

 

 

よって、正しい、間違っているで相手を動かそうとしても動かない。

 

 

 

 

人を動かしたいときは、相手の感情に働き掛けること

 

 

 

 

 

 

もしあなたが社長であれば、これはその通りだろう。

 

 

 

 

なぜなら、あなたほど優秀でモチベーションにあふれた人材だけを集めるのはほぼ無理に等しいし、そんな組織は超レアケースである。

 

 

 

 

よって、自分よりできない人をいかに上手に動かすかが重要になってくるのだから、この手法が必須になるだろう。

 

 

 

 

 

 

しかし、もしあなたが組織に属する一社員なのであれば、

 

 

 

 

 

自分を、”自分よりできない人”に合わせて自分のスタンダードを下げるよりも、

 

 

自分のスタンダートに合った組織に移ってしまうことをおススメする。

 

 

 

 

 

 

そういう組織は必ず存在する。

 

 

 

 

 

 

もしあなたの業界全体が低いスタンダードの場合、スタンダードが高い業界は必ず存在しているので、

 

 

 

業界自体を変えることをお勧めする。

 

 

 

 

または、少し背伸びをしてでも、自分より高いスタンダードを持つ人たちに囲まれて仕事をする方が、

 

 

 

自分のスタンダードも引き上げられ、能力が圧倒的に伸びる。

 

 

 

 

 

自分のスタンダードと同レベル(または以上)の人と一緒に仕事をすることは、非常に気分が良いものである。

 

 

 

サクサクと仕事が進むというのはまさにそういうことで、

 

 

おもしろいように結果がついてくる。

 

 

 

 

三連休やお盆でお休みの方も多いだろう。

 

 

ゆっくりと、”自分が今いる場所が自分にあっているか”を考える、良い時間かもしれない。