メモを取ることが人生を変える

以前私が働いていた会社に、

 

大阪から転勤になってきた30代後半の男性がいた。

 

 

 

私がいた部署に異動になってきたのだが、

働き出してすぐにあることに気付いた。

 

 

 

それは、

彼はいくつも自分の仕事を忘れるのだ。

 

 

 

締め切りになって人に指摘され、やってなかったことに気づく。

 

 

 

指摘されると「あっ」と言っているのだが、

 

 

 

それは一向に改善されることなく、繰り返し忘れた。

 

 

 

 

 

 

そこで彼の行動を見ていたところ、

彼は一切メモを取らないのだ。

 

 

 

例えば大人数で行っている会議であれば、

 

 

話の中に自分が確認ややらなければいけない案件がいくつが出てくる。

 

 

 

よって普通は誰でも忘れないようにメモを取るだろう。

 

 

 

 

しかし彼は一切メモを取らない。

 

自分のIQが400位あるのだと思っているのか?

 

 

 

 

普通社会人を20年近く続けていれば、

自分の仕事を忘れないようにメモを取ることは

 

 

 

当たり前のように身についているだろう。

 

 

 

しかし彼は、それが全く身についていないのだ、30代後半なのに。

 

 

皆さんは仕事の中でメモはもちろんとっているだろう。

 

 

しかしメモが必要なのは、仕事だけではなく、

 

 

 

人生も同じだということに、気付いているだろうか?

 

 

 

 

人間というのは完璧に作られていない。

 

 

この彼のように、数時間前のミーティングで話されたことでさえ

 

 

 

メモを取らなければ覚えていられないのが人間だ。

 

 

 

数週間前のミーティングが覚えていられないのに、

 

 

 

あなたはそれより長い人生でやるべきことを、一生忘れずにいられるだろうか?

 

 

 

仕事でやるべきことをメモするように、人生においてのメモを取ることは、

 

 

 

自分の人生をより自分が持っていきたい方向に舵をきるのに、とても役立つ。

 

 

 

あなたが今週何の仕事をするのかを忘れないことより、

 

 

 

 

あなたが人生で何をするのかを忘れない方が、よっぽど重要なはずだ。

 

 

 

 

毎日、毎週のスケジュールも目の前のことを行う点では大事だが、

 

 

 

あなたの人生でやるべきことをメモに取ろう。

 

 

 

 

あなたは人生で何を達成したいと思っていて、

 

 

 

そのためにはいつまでに何をしなければいけないのか、

 

 

短期的視点で直近のことばかりを見ていると、

 

 

”木を見て森を見ず”ミクロなことしか見えなくなってしまう。

 

 

 

 

まずはあなたの人生という森を見るために、マクロなことを見て、

 

長期的な目的・目標を考えよう。

 

 

 

 

本来短期目標は、長期目標を達成するための通過点でしかないのだから。

 

 

 

 

そしてそれをメモにとって毎日見直そう。

 

 

 

 

今あなたが何に向かっているのか、

 

 

 

何のために今の行動があるのかを忘れてしまうから、

 

 

 

 

人生のメモを取ろって、着実に目的に向かっていこう。