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昨日の記事で、まずは自分が笑顔でいる状態を”認識(気づく)”することからはじめようとお話しした。
この”認識する(気づく)”という作業が、人生に”変化”を起こす第一歩だ。
コーチングを習っていた時に、とても興味深く「なるほどなぁ」と思うデータを知った。
例えば会社という一つの組織の中で、人は3種類に分けられる。
1)問題に気づいて改善しようと行動する(変化を起こそうとする)人
2)問題には気づくが、そのまま何もしないで見過ごす人
3)問題にすら気づかない人
それぞれの比率は、
1)10−20%
2)60%
3)20−30%
私はこれを聞いた時、「確かに」と深く納得した。
この数字はあくまで標準値なので、組織によって差があるはずだ。
またその数字の比率によって、組織は全く変わってくるはずだ。
そこで、今まで私が勤めたことがある二つの会社で比較してみた。
私がサラリーマンとして最後に働いていた会社。
おそらくこの会社は、1:6:3だと思う。
この会社は、色で例えると黒に近いグレーだ。
とにかく社員の士気が低く、みんなが自分の仕事を増やしたくないと思っている。
そのために積極的に動こうとしたり効率的に仕事をする人を、見事に排除する。
プライベートも会社の人と過ごし、みんなで集まっては会社や上司の愚痴を言っている。
よって1の人はどんどん会社を辞めていき、7の人ばかりが残る。
当然結果にはつながらないので、業績も会社の雰囲気も悪い。
もう一つ前の会社を思い出す。
この会社は特別に優秀な人の集まりだったので、7:2:1
この会社は、色で例えるとオレンジや赤。
圧倒的に行動力が高い人が多く、結果を出すためには自分の仕事が増えることもいとわない。
そして膨大な仕事量を、いとも簡単に驚くほどの速さでどんどんこなしていく。
会社の中が活気付いていて、従業員の士気がとにかく高い。
当然結果につながるので、業績が良い。
この二つの会社の違いは、
従業員の質の差からくる”業績の差”=”結果を出しているか、いないか”だ。
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1)問題に気づいて改善しようと行動する(変化を起す)人 10−20%
2)問題には気づくが、そのまま見過ごす人 60%
3)問題にすら気づかない人 20−30%
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私の記事を読んでくださっているみなさんは、間違いなく1)か2)だと思う。
もし3)の人であれば、この記事に気づかない、もしくは読んだとしても自分には関係ないと思って読み続けないはずだ。
そこで気づいて欲しいのは、1)と2)の差は、”行動”が伴うか否かだということ。
何かの”変化”を起こす時、
まず第一歩は、”気付く”こと。
例えば、昨日お話しした”笑顔でいる時の自分は何をしている時か?”ということに気付く。
悶々とした毎日を過ごしているのに、何も変化するために”行動していない自分”に気付く。
そして、その次は”実際に行動すること”である。
”気付く”は非常に大事だが、結果を変えるためには”行動”が必要であることを忘れないでいたい。