良くない出来事が続いたり暗い気持ちから抜け出せない時したいこと
以前こちらの記事でも紹介したが、人生の中には、何故が良くないことが続いたり、
どこをどうあがいても、暗い気分から抜け出せないことが起きることがある。
こんな時は、とにかく自分が自然に笑顔になれることを意識的にすることが効果的だ。
美味しいものが好きな人は、奮発して大好きな料理を食べにいく。
サーフィンが好きな人は飽きるまで海にいる。
OLさんなんかが少し綺麗なエステに行ったりするのも、この延長線上だろう。
しかし、そんなことでは到底対処しきれない、人生に一度起きるか起きないかの、自分の力だけではどうしようもないことが起きることがある。
例えば、両親の介護や、家族の病気だ。
自分のことであれば、自分で全て納得できる決断、行動をすれば良い。
しかし対象が自分以外の人間のこととなると、自分勝手に判断決断するわけにもいかない。
かつ関与者が何人もいたりして、なかなか物事がスムーズに進まない。
例えば期間が明確にわかっていれば先が見える分、その期間を何とか乗り換える方法を考えれば良い。
または、結果が見えているのであれば、その結果を受け入れる努力ができる。
問題は介護のように先が見えず、病気のように明確な結果も見えないケースだ。
やり方次第で結果が変わる場合、その方法を都度決定することにものすごい労力と気力がとられ、
かつ関与者が何人もいる場合、決定に持っていくまでが大変だ。
先も見えないので、自分のスケジュールが立てられず、全てその人に依存される。
他の人間の出来事のはずが、そのまま自分の人生まで奪われてしまった状態になる。
こんな時、人は本当の意味で途方にくれ気力を使い果たし、体力も奪われる。
こんな時は、どうすれば良いのだろうか?
私は少し前に、まさにこの状況に陥った。
結果も見えず、先も見えない。
私の人生は、もう私の人生ではなく、自分のスケジュールで過ごせる日はない。
先程紹介したような、数時間だけ自分を幸せにしてくれる方法では、自分を良い状態で保つのは非常に難しかった。
初めの1週間は、動悸がするほど疲れ切り、自分の顔から笑顔が完全に消えた。
微笑むって何だっけ?と言っても過言ではないほど、口角を上げることすらできなくなった。
体重も1週間で4キロ近く落ちた。
さすがの私も、今までどんなことがあっても頑なに拒んでいた、精神安定剤らしきものを処方してもらわないと、
今回ばかりは自分を保つのが難しいと直感的に感じたので、友人にオススメの心療内科を紹介してもらう手配をしたりした。
しかし同時に、自分自身でも改めて考えてみた。
こんな状態でも、私が継続して笑顔になれる状況を作るにはどうすれば良いかを。
そしてその日夕方、家の近所を歩いていると、トイプードルを散歩している女性がやってきた。
すると、そのトイプードルが、私の方をジーーーーーーっと見て止まっている。
私も犬が大好きなので、寄っていって座ってなでてあげると、飼い主の女性が、
うわあ、珍しい!!
この子初めての人はダメなんですよー。
初めてです!!
この子が大丈夫なの。
犬飼っているんですか??
以前飼ってたんですよー。
今はいませんが。
へぇー、じゃあわかるんですかねー。
それにしても本当に珍しい。
そうなんですね?
この子のお名前は?
元気です!!
うわあ、なんて素敵な名前!
その時私の心臓はドキッとした。まるで、その犬に元気付けてもらった気がしたからだ。
そして、その時気づいた。
犬が居たら私はずっと笑顔でいられると。
昔犬と一緒にいた私は、いつでも笑顔でいられたから。
そして、今の私の状況を考えてみると、現在の私は犬を飼うことは可能だ。犬がずっとお留守番になるなど、犬に大きなストレスを掛ける状態ではない。
そして決めた、犬を飼おうと。
その三日後にブリーダーさん経由で子犬をお迎えした。
犬を飼われたことがある方はご存知だろう。人間はどれだけの笑顔を彼らからもらえるか。
そして犬を飼った以外、状況は何1つ変わっていないのに、私の動悸は一瞬にしてなくなり、1日の半分以上を笑顔で過ごせるようになった。
そのお陰で、物事を冷静かつ落ち着いて受け止められるようになり、マイナスののことばかりを永遠に考えることもなくなった。
犬との生活は、エステや食事のように数時間で終わってしまうことはない。
これから毎日十数年にわたって継続される。朝も、昼も、夜も。
私が見つけた、人生一回あるかないかなの最大のピンチの中でも自分を笑顔にする方法。
それは、「犬を飼うこと」だった。
これは別に、皆さんに犬を飼いましょうと薦めているわけではなく、
あなたにとっても、必ずどこかに自分を笑顔にしてくれる方法はあるはずだだから、
それを忘れずに、ピンチの時は笑顔でいることの大切さを思い出して欲しい。
そしてあなたにとってベストな方法を見つけて欲しいと思う