人生残り、今のままで生きていくのか?もっと自分が生きたい人生を過ごしていくのか?
私は約3年前まで、私の人生このままでいければ良いかなあ、と思って生きていた。
サラリーマンとしてずっと働いてきて、
年収は1千万をゆうに超えていたし、
タワーマンションに住んでいて、
毎年最低2回は海外に行き、
洋服も沢山買って、
都心でおいしいご飯も好きな時に食べに行けるし、
タクシーで移動をし、
何不自由ない生活をしていたからだ。
ただ毎日、
効率性が悪い上司の指示に憤りを感じたり、
仕事をしない同僚にイラついたり、
それに対する評価が平等ではないことに不満を感じたり、
効果的ではない仕事を納得いかないまま対応しなければいけなかったり、
朝、たとえ身体の調子が悪くても、毎日同じ時間に会社に行かなければいけないし、
仕事が終わっても定時まで会社にいなければいけないし、
お腹が空いていなくてもご飯を食べる時間は休憩時間中だし、
嫌でも満員電車に乗らなければいけないし、
大嫌いな人とも毎日仕事をしなければいけなかった。
当時私は、”人間らしい生活”ができない職種がサラリーマンだと思っていた。
・具合が悪ければ寝る
・眠ければ寝る
・お腹が空いていればご飯を食べる(空かなければ食べない)
こんな人間として当たり前のことができないのがサラリーマンだからだ。
人間は”動物”だ。
動物である以上、自然現象に対する対処法は”他の動物”と同じことをすれば良いだけのはずなのに、
サラリーマンはそれすらすることができないと感じていたからだ。
人間関係にも相当悩まされた。
鬱に近い状態になったこともあったし、
ジンマシンが出たこともあったし、
身体を壊して入院したこともあった。
それでも私はそこから得られる報酬と生活がそこそこ良かったため、サラリーマンを続けてもいいかな、なんて思っていたのだ。
しかし3年前に母が突然亡くなったことが、自分のこれからの人生を、初めて真面目に時間を掛け考えた”きっかけ”となった。
そして今の私がいる。
今の私は、
人間関係に悩まされことはほぼなく、常にストレスフリー。
体調が悪ければ、とにかく早々に寝る。体調が良くなるまで寝る。
仕事は誰に指示をされることもなく、自分が思う通りに行うだけ。
お腹が空いたらご飯を食べ、お腹が空かなければ食べないだけ。
やっと”人間らしい生活”ができるようになったと心から感じる。
ストレスがない生活なんて、一体どのくらい長い間していなかっただろうか?
あの時のままの生活をしていたら、こんな清々しい気持ちで毎日過ごすことは一生なかったと思う。
人は何か大きな”きっかけ”がないと、”自分の人生”などという”壮大なテーマ”についてなかなか考えないのだと思う。
また忙しい毎日に流されて、なかなか実際に実行することが難しくなってしまう。
私は母が亡くなったことが”きっかけ”になったが、
もしその”きっかけ”がなかったら?
もし私の母が3年前に亡くなっていなかったら、私は50歳になってもあの時のままのサラリーマン生活を続け、日々のストレスに苛まれていたかもしれない。
こんなに自由でストレスフリーな生活は間違いなくできていなかった。
自分の人生を一から考えてみると、
必ずしも”今の自分の生き方”が一番良い生き方とは思えないという考えに行き着くことがあります。
私のように。
実は自分が歩みたい”生き方”は、他にあるかもしれない。
そしてその新しい生き方が、これから先のあなたの人生の残り半分を変えるかもしれない。