選択に迷った時にしたいこと

何年か前のことだが、若くして出世コースに上手くのっている外科医師の友人がいた。


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彼の頭の良さは私の医師を含めた知り合いの中でもピカ一だったため(勉強もできるのだろうが、とにかく回転が速い)、
 
 
 
当時私が悩んでいた本当にくだらないことの相談によく乗ってもらっていた。





その時私が相談したことの一つに転職があった。






私はずっと外資系だったので転職は当たり前。その前にも転職を何度かしていた。
 
 
 
しかしこの時は、元の会社にとどまるか、次の会社にいくかというポイントでとても悩んでいた。
 
 
 


そこで彼に相談してみることにした。
 
 
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夜だったのでメールを送ったのだが、
 
 
 
なんだかんだ様々なメリットとデメリットを書き並べた支離滅裂な内容たった。
 
 
 
 
 
「接待で酔っ払いで書いてる」と添えられて深夜に送られてきた返信にはこうあった。
 
 
 


「何かを選択する時に本当に大事な要素は、せいぜい2つか3つ。」
 
 
 


「その2つか3つは、一番”結果に影響を与える要因”の上から3つだ」と。






例えば転職であるのであれば、
 
 
 
自分が次の転職で達成したいことを、上から順番に並べるする。
 
 
 


高い給与なのか、ワークライフバランスなのか、やりがいのある仕事内容なのか、
 
 
役職なのか、勤務地なのか、業種なのか。
 
 
 
 
 


そして、その中でどれを選択した時に、
 
 
 
自分のキャリアパスの最終ゴールに近づける確率が高いのか?ということだ。





確かにこのように考えれば、優先順位は明確になる。
 
 
 
 


唯一難しいのは、リストの下の方にツラツラ続く優先順位が低いものを、
 
 
 
結果に”影響を与える確率”が少ないとして切り捨てることだ。






だが、切り捨てることが更に目的を達成するスピードを速めることになるのだ。






人間は数多い目的を達成するために少しずつ労力を分散するより、
 
 
 
目的を数少なくしその分多くの労力を少しのことに集中させた方が効果が上がるからだ。






賢い男は頼もしい。



 
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実際この時のメールは何年もたった今でも保存している。
 
 


しかもプリントアウトして、選択に困った時に見直している。←覚えられないのか?





選択肢からどう選べばよいか悩んだときは活用してみて欲しい。
 
 
 
 

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